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大東市分譲マンション管理適正化推進計画
背景と目的
分譲マンションは1つの建物を多くの人が区分して所有し、各区分所有者等の共同生活に対する意識の相違、多様な価値観を持った区分所有者等間の意思決定の難しさなど、建物を維持管理していく上で、多くの課題を有しています。
今後、建設後に相当の期間が経過した分譲マンションが増加していくものと見込まれますが、これらに対して適正な修繕がなされないまま放置されると、居住環境の低下のみならず、外壁等の剥落等による居住者や近隣住民の生命・身体に危害、ひいては周辺への住環境の低下を引き起こすことが心配されます。
このような状況の中、分譲マンションにおける管理の適正化や維持修繕等が困難なマンションに向けた取り組みを強化するため、令和2(2020)年6月に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が改正され、国において総合的なマンション管理の行政方針である「マンションの管理の適正化の推進を図るための基本的な方針」が定められ、これにより地方公共団体においては、「マンション管理適正化推進計画の作成」や、「管理組合の管理者等への助言・指導及び勧告」、「管理組合の管理者等が作成した管理計画に対する認定制度」を実施することができるようになりました。
これらを踏まえ、本市では、市内の分譲マンションの管理状況等を把握し、適正な維持・管理を推進することを目的に「大東市分譲マンション管理適正化推進計画」を令和5年(2023)12月に策定しました。