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ごあいさつ(令和3年2月)

記事ID:0017660 更新日:2021年2月1日更新 印刷ページ表示

ごあいさつ(令和3年2月)

禍を転じて福と為す

ウグイスともも 大東市内にて 紅梅(野崎まいり公園にて)


 早いものでもう2月、梅のつぼみがほころび始め、春の訪れを感じる季節となりました。2月といえば節分ですが、今年は暦のずれの影響によって1日早まり、明治30年以来124年ぶりに2月2日が節分となる珍しい年だそうです。私も今年は、一日も早いコロナ禍の収束を願いながら豆をまき、自宅で節分を楽しみたいと思います。

 

 先日、飯盛城跡の発掘調査状況を視察してまいりました。飯盛城は、最初の天下人である三好長慶公の居城として注目されている大阪府下最大級の戦国時代の山城です。本市の大切な歴史的資源を守り未来に伝えていくため、国史跡指定の本年中の実現をめざし、今後も準備を着実に進めてまいります。

 また三好長慶公の認知度についても、さらなる向上を図ってまいります。昨年は苦渋の決断により中止となりましたが、今年は手法を変え、全国の皆様にもお楽しみいただける「大東らしい武者行列」の動画配信を予定しておりますので、楽しみにしていてください。

 

 2度目の緊急事態宣言が発出され、不安と隣り合わせの日常が続いております。新型コロナウイルスワクチンの薬事承認を前提に日本で供給を受ける契約が正式に締結され、かすかに明るい兆しも見えてきました。本市におきましても、国からのワクチンの受け入れ、医療機関との調整や市民の皆様への案内を迅速に行うため、1月25日にワクチン接種事業のプロジェクトチームを設置しました。市民の皆様に向けて、ワクチンに関する正確な情報の周知に努め、大阪府や保健所、医療機関としっかり連携し、迅速かつ円滑に接種できる準備を進めてまいります。

 まだまだ予断の許さない状況は続きますが、市民の皆様に少しでも笑顔になっていただけるよう、また、安全・安心が確実なものとなるよう、全力で取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 春近しとはいえ、まだ寒さが身にしみる季節です。梅の香りに彩られた明るい春の到来を楽しみにして、どうか健やかな日々をお過ごしください。

 

令和3年2月1日

 

大東市長 東坂 浩一