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がん検診のQ&A
市民の皆さんより寄せられる、がん検診に関するよくある質問と答えです。がん検診受診の参考にしてください。
Q1. 集団検診と個別検診の違いは何ですか?
集団検診
指定された日程に検診の設備を備えたバスが来て、そこで検診を受けることになります。事前の予約が必要です。日時等については、「ホームページ」・「広報だいとう」・「大東市健康カレンダー」で確認してください。
実施検診:乳がん検診(マンモグラフィ)・子宮頸がん検診・肺がん検診・大腸がん検診(便潜血検査)・骨粗しょう症検診
個別検診
大東市指定の医療機関で検診を受けることになります。
予約が必要な場合もありますので、直接お問い合わせください。その際は、必ず「大東市の○○がん検診受診希望」と伝えてください。
実施検診:乳がん検診(マンモグラフィ)・子宮頸がん検診・肺がん検診・胃がん検診(X線バリウム検査 ※ピロリ菌抗体検査含)・胃がん検診(内視鏡検査)・大腸がん検診(便潜血検査)
※単独受診は不可
Q2. 検診は何歳から受けられますか?
集団・個別検診ともに受診日時点で大東市に住民票登録があり、かつ以下の満年齢の人。
満50歳以上
胃がん検診(X線バリウム検査)・胃がん検診(内視鏡検査)
満40歳以上
大腸がん検診(容器提出日年齢) ・肺がん検診・乳がん検診(マンモグラフィ)
※乳がん検診(マンモグラフィ)は女性のみ
満20歳以上の女性
子宮頸がん検診
満15歳以上
骨粗しょう症検診
満70歳以上の人は2年度に1回の受診が望ましい
ただし、子宮頸がん検診と乳がん検診はQ5を、胃がん検診(内視鏡検査)はQ6をそれぞれご確認ください。
Q3 里帰り・短期出張等で大東市に住んでいますが、住民票登録は大東市にありません。大東市のがん検診を受診したいのですが受診できますか?
受診できません。
大東市が実施するがん検診等はすべて、受診日時点で大東市に住民票登録がある人が受診できます。
Q4. 費用はいくらかかりますか?
胃がん検診(内視鏡検査):2,000円
胃がん検診(X線バリウム検査):1,000円(ピロリ菌抗体検査<生涯1回限り>を希望される人は別途1,000円が必要です。ピロリ菌抗体検査単独受診は不可)
乳がん検診:1,000円
子宮頸がん検診:400円
肺がん検診:400円 ※65歳以上の人に限り結核検診(費用無料)を含みます
喀痰検査は50歳以上で必要と認められた人のみ実施します(別途300円)
大腸がん検診:300円
骨粗しょう症検診:1,000円(集団検診のみ)
受診日時点で満70歳以上の人はすべて無料です。個別検診で受診される際は、健康保険証を持参してください。
なお、受診日時点で満70歳未満の人で
「市民税非課税世帯の人(検診受診者と同じ世帯で全員が非課税であること)」「生活保護受給者」「身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級を所持」
に該当し、個別検診を希望する場合は「無料受診券」をお送りしますので、必ず受診前に地域保健課までご連絡ください。「無料受診券」がないと検診費用がかかりますのでご注意ください。
集団検診を受診する場合は、申込時に必ずお申し出ください。
受診後の申出や費用還付はできません。
該当の確認を関係部署に行いますのでご了承ください。確認が取れない場合は、「無料受診券」の発行はできません。
Q5. 今年度40歳になる和暦(昭和・平成など)で偶数年生まれの女性です。乳がん検診と子宮頸がん検診の対象者は奇数年生まれとなっていますが、今年度は受けることができないのでしょうか?
令和3年度(令和3年4月1日~令和4年3月31日)は和暦で偶数年生まれ(例:昭和52年・平成6年等)の女性は大東市が実施する子宮頸がん検診と乳がん検診は受診できません。
誕生月・日は関係ありません。
子宮頸がん検診と乳がん検診は、2年度に1回の受診間隔となっています。受診対象者は次の表のとおりです。
令和3年度 (R3年4月1日~R4年3月31日) |
令和4年度 (R4年4月1日~R5年3月31日) |
令和5年度 (R5年4月1日~R6年3月31日) |
|
---|---|---|---|
和暦(昭和・平成など)で |
〇 |
× |
〇 |
和暦(昭和・平成など)で |
× |
〇 |
× |
Q6 胃がん検診(内視鏡検査)を受けたいのですが対象者を教えてください。
受診日時点で満50歳以上の人が対象で、受診間隔は5年ごとになります。
ただし、50~70歳未満の人で、医師の判断により胃がん検診(X線バリウム検査)の受診が不可と判断された人は以下のとおり受診できます。詳細は以下のとおりです。
令和3年度 対象者(令和3年3月31日時点で満50,55,60,65歳の人)
年齢 |
対象生年月日 |
---|---|
50歳 |
昭和45年4月1日~昭和46年3月31日生 |
55歳 |
昭和40年4月1日~昭和41年3月31日生 |
60歳 |
昭和35年4月1日~昭和36年3月31日生 |
65歳 |
昭和30年4月1日~昭和31年3月31日生 |
70歳 |
受診日時点で満70歳以上・奇数年生まれ |
50~70歳未満 |
X線バリウム検査が受診不可と判断された人で和暦で奇数年生まれの人 |
令和4年度 対象者(令和4年3月31日時点で満50,55,60,65歳の人)
年齢 |
対象生年月日 |
||
---|---|---|---|
50歳 |
昭和46年4月1日~昭和47年3月31日生 |
||
55歳 |
昭和41年4月1日~昭和42年3月31日生 |
||
60歳 |
昭和36年4月1日~昭和37年3月31日生 |
||
65歳 |
昭和31年4月1日~昭和32年3月31日生 |
||
70歳 |
受診日時点で満70歳以上・偶数年生まれ |
||
50~70歳未満 |
X線バリウム検査が受診不可と判断された人で和暦で偶数年生まれの人 |
Q7. 気になる症状があります。検診を受けようと思うのですが・・・
市のがん検診は自覚症状のない人が対象です。
検診は異常があるかどうかを調べますので、気になる症状の原因の特定や診断をすることができません。
気になる症状がある人は、それぞれ体の状態に応じた適切な検査や治療が必要になりますので、検診ではなく早期に医療機関を受診してください。この場合は健康保険での対応となります。
Q8. 検診で精密検査が必要と判定されました。どうすればいいですか?
検診で精密検査が必要と判定された場合、「がんの疑いを含め異常(病気)がありそう」と判定されたということです。
その原因について、より詳しい検査を行い、本当に異常があるのかどうか、あるとしたらどのような異常なのかを調べる必要があります。
精密検査の場合は必ず医療機関を受診しましょう。
また、「症状がない」「毎年同じ結果だから」といった理由で精密検査を受けない場合には、がん検診で見つかるはずのがんを放置してしまう可能性があります。
Q9. 検診は1回受ければ大丈夫なの?
がんは早期発見・早期治療できれば9割以上で治る病気です。
がん細胞を含むヒトの細胞は日々変化しますので、早期発見するためには定期的に受けることが大切です。
Q10. がん検診を受けようと思いますが、放射線の被爆が気になります。
胃がん(X線バリウム検査)・肺がん・乳がん検診は、レントゲン撮影を行うので放射線に被爆します。しかし、大地から受ける自然放射線と比較しても、その被爆量は同等以下です。したがって、1回の撮影で受ける被爆量は健康に重大な健康被害を及ぼすものではありません。
なお、胎児への影響について、市で行う検診の被爆量では問題がないとされていますが、大東市として妊娠中の人の受診はご遠慮いただいています。
(参考「草間朋子:妊娠と放射線、日本医師会雑誌、第124巻3号、P367‐370、2000.」)