令和2年2月号掲載・井上奈々さんのインタビュー

広報「だいとう」2月号の「大東っ子」で掲載した、井上奈々さんのインタビュー全文をご紹介します。
井上さんは、昨年11月30日にNHK大阪ホールで開催されたヤマハエレクトーンフェスティバル2019ファイナルに出場し、小学校高学年の部で見事11,000人の頂点に輝きました。

エレクトーンを始めたきっかけは？なぜピアノではなく、エレクトーン？

1歳の時に大東市に引っ越してきて、友達もいなく、お母さんが「小さいときはヤマハ」というイメージを持っていました。2歳から大東楽器の小堀先生にお世話になっていて、家にピアノもあったので、ピアノかエレクトーンか？となったときは「ピアノかな」と思いました。でも先生に、「奈々ちゃんはエレクトーンの方が」と言われたので、エレクトーンを選びました。でも、基本的には両方やっています。

ピアノとエレクトーンだったらどっちが好きですか？

エレクトーンです。学校でやるピアノは好きです。

エレクトーンを始めたのはいつから？

エレクトーンを触り始めたのは年少。どっちを選ぶ？となってエレクトーンを選んだのは小1です。レッスンは、年少まではエレクトーンは使わず、感性を高めるレッスン。歌やリズム感がメインです。年少から、一人でエレクトーンを使ったレッスンが始まります。本格的にどっちにするかを選んで分かれるのは小学生からで、どっちにウエイトを置いて進んでいくのかを選択します。

ピアノにはないエレクトーンの魅力は？

いろんな音色がでることです。リズムに乗って弾くことができます。

好きな曲、得意な曲は？

リズム系。元気なノリノリの曲が好きです。コンクールはジャズの曲を弾いています。

普段の練習量は？

毎日エレクトーンの前に2時間座ることが目標です。レッスンは1時間あります。

優勝の自信はあった？

全くありませんでした。全日本に出たこと自体が初めてで、全くの無名。舞台の上でびっくりして、名前を呼ばれてから前にでるはずが、プログラム番号呼ばれて出てしまいました。舞台の上に並んで、名前を呼ばれた人にスポットライトが当たるという流れでした。

大会の概要は？

5月ぐらいから予選がスタートし、約半年にわたって行われます。大東楽器の支店ごとにまず予選会があります。支店大会からスタートし、5支店の大会→大阪・奈良ファイナル→西日本選考会→全国大会（11月末）となります。一曲をずっと弾いてるわけではなく、一曲＋選考会では即興演奏、全日本では編曲演奏が課題として与えられます。即興演奏とは、最初の何章節かをその場で提示され、2分以内に瞬間的にまとめて発表するもの。普段からある程度はやっていて、即興の練習は嫌いじゃなかったです。去年も選考会までは進み、奨励賞でした。去年は即興の基礎がわからなかったので泣きそうになりながら練習していましたが、今年は2度目なのでわりと楽しくやれました。

やめたいと思ったことは？

ありません。練習は嫌いで、家では全然練習をしない。大会も好きじゃないけど、先生に褒められるのが好き。アンサンブルが好き。アンサンブルの大会も全国大会の間に挟まっていて、グループの練習もしないといけないので大変でした。アンサンブルでも大東楽器での支店の予選は金賞。12月末に次の大会があります。次の5月に向けて曲選びもしないといけないし、他の大会もある。大変なスケジュールの中での優勝でした。

学校は楽しい？

楽しいです。好きな教科は音楽、図工、図書。5教科では算数と理科が好き。
来年から中学生で、部活は吹奏楽部に入ろうと思っていますが、手芸部も気になっています。将来なりたいものは、おじいちゃんが日曜大工しているのを手伝うのが好きなので、少し前までは大工でしたが、今は小学校の音楽の先生になりたいです。

次の目標は？

1月のエレクトーンショウで賞をとることです。
エレクトーン一台＋ギター、ドラム…歌っても踊ってもなんでもありの大会で、梅田のamホールで開催されます。コンクールではないけど、どれだけお客さんが乗ってくれるかを競う、パフォーマンスのような大会。エレクトーンかドラムで出る予定です。
小さい時からいろんなジャンルの音楽、楽器を見聞きし、少し上のお兄さん、お姉さんのピアノやギターなどを聞かせてもらう機会もありました。それを見て、「あんなんやりたい」と興味を持つようになりました。グループのみんなで高校の吹奏楽コンサートを見に行ったり、縦のつながり、横のつながりができるとても良い環境で音楽をさせてもらえています。大きなお兄さんがギターを背負っているのを見て憧れ、楽器を背負いたいと思ったりしました。

やりたい楽器は？

トランペット、トロンボーン、ユーフォニアムもやりたいと思っています。