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【9月9日発表】市指定文化財「深野新田周辺川堤絵図」を初公開!

記事ID:0029650 更新日:2021年9月9日更新 印刷ページ表示

企画展「新田の歴史と遺産 ~大東の原点を探る~」を開催
市指定文化財「深野新田周辺川堤絵図」を初公開!

大東市立歴史民俗資料館では、令和3年9月11日(土曜日)から10月17日(日曜日)まで、市制施行65周年・平野屋新田300年記念企画展「新田の歴史と遺産~大東の原点を探る~」を開催します。
今回の企画展では、令和2年に市指定文化財となった「深野新田周辺川堤絵図(平野屋新田会所旧蔵)」を初めて公開するとともに、新田の歴史と遺産に関する様々な史料も展示します。

深野新田周辺川堤絵図

市指定文化財 深野新田周辺川堤絵図(平野屋新田会所旧蔵)

9月12日(日曜日)と10月2日(土曜日)には、学芸員による「展示解説」と平野屋新田会所跡をはじめとする新田開発の遺産を訪ねる「見学会」を実施します。
今回の企画展を通じて、大東市の発展の原点となった深野池の新田開発の歴史と、現代に残る新田開発の遺産について多くの方に知っていただくとともに、市外の方に大東市をPRし、訪れるきっかけにしたいと考えています。

企画展「新田の歴史と遺産~大東の原点を探る~」の概要

・主催:大東市、大東市立歴史民俗資料館、平野屋新田会所市民サポーター会議

・期間:令和3年9月11日(土曜日)~10月17日(日曜日)午前9時30分~午後7時30分(注)第1・3火曜日は休館

・場所:大東市立歴史民俗資料館(大東市野崎3-6-1)

・入場料:無料

見学会「平野屋新田300年、新田開発の遺産を訪ねる」の概要

・コース:JR野崎駅~歴史民俗資料館~平野屋新田会所跡

・日時:

  • 第1回 令和3年9月12日(日曜日)午前9時30分~正午
  • 第2回 令和3年10月2日(土曜日)午前9時30分~正午

・集合:JR学研都市線野崎駅東口

・定員:各先着20人(事前申込要。申込先:歴史民俗資料館[電話]072-876-7011)

参考1:市指定文化財「深野新田周辺川堤絵図(平野屋新田会所旧蔵)」

本絵図は、享保2年(1717)に、洪水で破損した徳庵堤(大阪市鶴見区)の修復をめぐる争論の際に作成され、平野屋新田会所の所有者が代々継承してきたものです。絵図には、争論の当事者であった深野新田(大東市の中心部と寝屋川市・東大阪市の一部)、山方32か村(大東市・四條畷市・東大阪市・寝屋川市の山側)と放出・今津村(いずれも大阪市鶴見区)の範囲が描かれています。絵図には、深野新田とその周辺に整備された井路(水路)や樋、堤などが克明に描かれており、大東市域の発展の原点となった深野池の新田開発の歴史や新田開発にともなう水利環境の変化を知るための重要な史料であることから、令和2年4月に市指定文化財に指定されました。
大東市は、令和2年度にふるさと納税を活用して、絵図の修復業務を実施し、このたび初めて公開することとなりました。

修復前と修復後

参考2:深野池の新田開発と平野屋新田会所跡

 現在の大東市の市街地付近には、江戸時代まで深野池という池が広がっていました。宝永元年(1704)の大和川付け替え工事にともない干上がった深野池の跡地では、約323ヘクタールの土地が開発され、今日の大東市の発展の原点となりました。平野屋新田会所は、深野池跡の新田のうち、享保6年(1721)に大坂の両替商・平野屋又右衛門が所有権を得た深野南新田(大東市平野屋・谷川・南新田)と河内屋南新田(東大阪市元町)の管理・運営のために設けられた施設で、年貢の集積や住民の管理、武家の接待等に使われました。
平野屋新田会所の建物は平成20年に失われましたが、平成22年に千石蔵(米蔵)・道具蔵の基礎と船着場の階段が残る跡地の一部476.07平方メートルを大東市が公有化し、平成31年1月に市史跡に指定されました。平野屋新田会所跡周辺には、現存する唯一の会所建物である坐摩神社の本殿や、新田開発にともなってつくられた水路や樋門なども残っています。
大東市は、平野屋新田会所跡を中心とする「深野池新田開発関連文化財群」の一体的な保存・活用方法について、学識経験者や市民の意見を聞きながら、検討を進めているところです。

平野屋新田開発関連文化財群

 

お問い合わせ先

産業・文化部 生涯学習課
[電話]072-870-9105[ファクス]072-870-9687