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【4月25日発表】(第39回)人権パネル展を開催します
差別戒名から始まり38年 今、部落差別を考える
本市では、野崎まいりの期間中に、毎年、5月1日から5月4日にかけて市民に自ら人権について身近に考えていただくとともに、より一層の人権意識の高揚を図るため「人権パネル展」を開催しています。
今年は、日本初の人権宣言と言われる「水平社宣言」から100年にあたることから「部落差別問題(差別戒名等)」をテーマに、1984年に開催した第1回人権パネル展「差別戒名を考える」を通して、歴史を振る返りながら、今なお存在する部落差別などの人権問題について考えます。
- 日時:令和4年5月1日(日曜日)~4日(水曜日・祝日) 午前10時~午後4時
- 場所:野崎観音会館(野崎観音慈眼寺境内、大阪府大東市野崎2丁目7-1)
JR学研都市線「野崎駅」から徒歩約12分 - 料金:無料
- 主催:大東市、人権啓発ネットワーク大東
- 協力:野崎観音、差別戒名を考える会
差別戒名とは
死者の生前の身分、職業などを意図的に戒名にくみ入れ、一般的には使われない「戒名」が、差別的につけられたものです。
1978年、長野県、群馬県の被差別部落の人に「差別戒名」がつけられていることを新聞などが報じると、全国各地の色々な宗派の差別戒名墓標や位牌が存在することが明らかになりました。
墓石の戒名には、畜生の「畜」、下僕の「僕」、「下」の「一」をとって下のシタを意味する「卜(ぼく)」、人ではないとする「非男(ひなん)(女(にょ))」、「似男(になん)(女(にょ))」、インド・カーストの四姓外の賤民で、人間とみなされていなかった「チャンダーラ」を語源とする「栴陀(せんだ)羅(ら)」などがつけられていました。
令和4年『野崎まいり』について
JR学研都市線野崎駅前より野崎観音までの参道に出店される露店については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、出店は中止されることとなりました。
5月1日(日曜日)~8日(日曜日)の御開帳は規模を縮小して行います。境内は自由にご参拝いただけます。
お問い合わせ先
人権室
[電話]072-870-0441(直通)