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住宅内の結露対策について

記事ID:0001546 更新日:2020年11月25日更新 印刷ページ表示

 大東市では、住みよい市営住宅を供給できるように市営住宅の設備や維持管理に努めています。

 市営住宅は建物の構造や建具等の性能から気密性が高くなっていますので、窓を開ける等の換気をしないと結露やカビなどが発生する恐れがあります。

結露は部屋の中の空気の温度と湿度の関係が原因となって発生しますので、住んでいる人の生活や住まい方に大きく左右されます。

 結露を防ぐために知っておいていただきたい事項を下記にまとめてみました。ぜひ、これをお読みになっていただき、住まいの中から結露を追放し、快適な暮らしを送られるようお願いいたします。

結露とは

 結露とは、暖かい空気に含まれている水蒸気が、冷やされて気体の状態でいられなくなり、窓や壁などの冷たい部分に水滴となって現れる現象のことです。

 コップに冷たいビールを注いだときにコップの表面につく水滴や、冬、窓ガラスに息を吹きかけると細かい水滴がついて曇ったような状態になりますが、これも結露現象のひとつです。

 結露を起こすと、壁や天井が汚れるだけでなく、カビが発生したり、時によっては、下の階の住宅の天井にまで水滴がしたたり落ちて、被害が広がっていくこともあります。

結露の起りやすいところ

空気の流れにくいところ

 押し入れの中や家具の裏側などは、湿った空気が溜まりやすい場所です。天気の良い日には、部屋の窓を開けたり、たまには家具を動かして、空気の流通を良くしましょう。

水蒸気がたくさん発生するところ

 浴室や台所は、使っているときはもちろん、その前後でも水蒸気が発生していますので、使った後も少しのあいだ換気をしてください。

水蒸気がたくさん発生するもの

 ヤカン、湯沸し器、加湿器などはもちろんですが、洗濯物、植木、煙突のない石油ストーブやガス・ストーブからもかなりの水蒸気が発生します。

冷えやすいところ

 北側の居室、便所、玄関等は日当たりも悪く、冬期は特に冷えるため、結露が発生しやすくなりますので、換気をこころがけてください。

結露を防ぐには

空気の入れ替えをしましょう

 市営住宅のようなコンクリート造の建物は、気密性が非常に高いため、隙間風がなく暖かいのですが、同時に部屋の水蒸気も外に出にくくなっています。従って、結露のない生活を送るためには、意識して室内の汚れた空気と外の乾燥した空気とを入れ替えることが必須です。閉めきったままの室内の空気は、生活をしていると汚れがちになりますので、1年を通して、外の新鮮な空気を取り入れることは、健康のためにも大切なことです。

水蒸気の発生を少なくしましょう

 コンクリート造の住宅は、前述のように、極めて気密性が高いため、室内で発生した水蒸気は外に出にくくなっています。そのため、木造住宅の時と同じ生活をいていると、結露を起こす恐れがあります。従って、普段の生活の中で、水蒸気の発生を出来るだけ少なくすることが大切です。

  • 発生した水蒸気は、換気扇などを利用して外に出すように心がけてください。
  • 洗濯物を室内に干すときには、よく脱水してから干してください。
  • 炊事中には、換気扇を回すように心がけましょう。

部屋のドアを開けましょう

 結露は、各部屋の温度の違いが大きいほど起きやすいため、冬でも陽がさして暖かい昼間は、住宅内部を開放して空気の流通をよくし、各部屋の温度のむらをなくして、寒い部屋をつくらないようにしましょう。

室内の空気の流れを良くしましょう

 タンス等の家具は、壁から少しはなして、空気の流れを良くしましょう。この場合、地震等の転倒防止措置も必要です。

 押し入れも昼間は開け放し、ふとんも詰め過ぎないように気をつけましょう。

昼間不在がちなお宅での注意

 昼間不在がちなお宅では、部屋の温度が下がりますので、結露が発生しやすくなります。そこで、次のことにご注意してください。

 部屋の中に、洗濯物を長時間干したまま外出すると、結露の思うつぼです。帰宅したらまず最初に、部屋の窓等を開けて空気の入れ替えを行い、乾燥した空気を部屋の中に入れてから暖房をするようにしてください。

結露が起ったら

結露を見つけたらまず拭き取りましょう

 たとえ結露が発生していても、こまめに拭き取っていれば、壁や床が汚れたりカビが発生したりする被害を最小限に抑えることができます。

空気の流れを良くし、部屋全体を乾燥させましょう

 拭き取りが終わったら、結露の原因を取り除かなければなりません。そのためには、部屋全体の空気の流れを良くし、十分に換気を行って、部屋全体を乾燥させることが大切です。

結露が発生したら、何日間か続けて、拭きとり・乾燥を続けましょう

 一度結露を起こした部屋では、結露が発生した部分だけでなく、部屋全体のあらゆるところに目に見えない状態で水蒸気が潜んでいます。したがって、部屋の空気を一度や二度入れ替えただけでは、結露は止まりません。何日間か根気よく繰り返して部屋の換気を行い、部屋の中の湿気を外に出してやらなければなりません。

カビが発生したらどうするか

 結露がひどくなると、カビが発生しはじめることがあります。一度カビが発生するとドンドン広がっていきます。したがって、カビの発生に気が付いたらできるだけ早く拭き取ってください。早いうちなら、特殊な薬品を使わず中性洗剤で落とすことができます。カビ取り専用の薬品は壁の材質等によっては、かえって傷めることにもなりますので、購入する店でよく相談してから使用してください。

※結露による壁などの汚れ、破損など修繕は、入居者の負担で直していただくことになりますのでご注意ください。

結露対策チラシ[PDFファイル/195KB]

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