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FactorISMは、「こうばはまちのエンターテイメント」を合言葉に、今までに足を踏み入れることのなかったものづくりの現場を一般開放し、職人や作り手の技術に触れ、世界に誇る日本のものづくり現場を五感で体験、体感してもらうイベントです。2025年は大阪・関西万博2025のレガシーを受け継ぐ初のオープンファクトリーとして、過去取り組んできたテーマ毎の五感をすべて開放し、総勢92社が、見て感じ、音、手、香り、味で感じるものづくり体験を提供しました。
このイベントに大東市から3社が参加しました。
詳しくは下記のホームページをご参照ください。
FactorISMホームページ<外部リンク>
大手家電メーカーに牽引され発展してきた産業都市で、金属加工やプラスチック・ゴム成型・布・建築資材・歯車・医療用針からロボットまで多様な企業が集まる「北エリア(大東・四條畷・門真・都島・摂津)」のほか、河内木綿やブラシ産業などの地場産業が発展し、くらしを支える身近な商品や食品・工業製品をつくる企業が集まる「中エリア(八尾・東大阪・柏原・平野・生野・名張・伊賀)」、貿易都市として栄え現在も街の歴史を象徴する特産品である刃物・注染・晒しなどの伝統産業から工業製品まで幅広い企業が集う「南エリア(堺・松原・高石)」から92社のものづくりに携わる企業が集まり、工場見学やワークショップを行いました。
令和7年10月23日(木)~令和7年10月26日(日)
主催 まちのこうほうぶ(FactorISM実行委員会)
共催 みせるばやお、一般社団法人ベンチャー型事業承継、おふらぼ
1959年創業。様々な機械や部品の設計から製造まで行っています。主に鉄やステンレスを材料とし、職人技による曲げ加工や溶接で、手のひらサイズの板金部品から見上げるほどの大型機械まで、多種多様な製品を作り出しています。
当日は、ステンレスの板の曲げ加工をして溶接で貯金箱を作り上げるワークショップと、大阪・関西万博2025でも出展したミニワイデクルボード作りを行いました。
参加された方からは「ものづくりの現場は私にとって憧れの場所で、皆様のお陰で普段はできない貴重な体験をすることができ感謝の気持ちでいっぱいです★」というお言葉を頂きました。
▼所在地
〒574-0056
大阪府大東市新田中町2番41号
株式会社山田製作所<外部リンク>
1964年設立。自動車の骨格部品用プレス金型を設計・製作しています。世界に誇る技術力で、日本だけでなくアメリカやヨーロッパなど各国の自動車部品メーカーをサポートしています。
工場見学では若手社員が自社の全工程や技術力について熱く語られていたことが印象的でした。全員で一つの製品を作り上げる工程や世界へ進出する卓越した技術、男女別のお手洗い、食堂、社員用の屋上駐車場など、自社の魅力を存分に味わうことができました。
金型ワークショップでは、上下の金型を間違った方向でプレスしないよう四方の凸凹を1か所だけずらしたり、金型の間に挟む素材の形状によって完成した物がどのように変わるかを体験できたりと、自社の技術を示す様々な英知や工夫を体感できました。

▼所在地
〒574-0055
大阪府大東市新田本町12番6号
株式会社ウチダ<外部リンク>
1954年創業。ダイカストとプラスチックの2つの事業を行い、自動車、産業機器、建築金物、家電など、「実は身近に」ある部品をつくっています。
当日はダイカストの機械の見学と、ペン立て製作ワークショップを体験しました。北エリア限定のバッジラリー、大阪中央ダイカストではバッジに好きな文字を入れることのできる刻印体験を実施されており、
来場者の皆さんは思い思いの文字を入れられていました。
小さなお子さまにも伝わるよう、説明書きには平仮名を振ったり、サンプルを多く置いて視覚的に理解できるようにされていたり、段差では手を引いてあげたりと、細かな気配りが行き届いており、
安心して見学することができました。子ども達は口々に「これ見たことある!」と盛り上がっていました。

▼所在地
〒575-0063
大阪府大東市南郷町8番8号
大阪中央ダイカストHD株式会社<外部リンク>