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【大阪府で唯一】メディア部の活動を紹介します
大東市では、全国的に大きな課題となっている部活動について、地域移行への取り組みを推進しています。
府内唯一の中学生メディア部による活動を紹介
大東市では、「子育てするなら、大都市よりも大東市。」のブランドメッセージを掲げ、重点施策として「確かな学力の向上と教育環境の充実」を掲げています。その一環として、部活動の地域移行に取り組み、運動部として「剣道部」、文化部として「メディア部」を発足しています。
メディア部では、単に部活動を地域で行うだけではなく、これまでの部活では実現できなかった新たな試みを次々と取り入れ、地域移行の強みを活かした部活動の取り組みに力を入れています。
部活動の課題
部活動については、少子化が続く中での学校単位での部活動の継続が困難になる事例や、経験のない教員による指導、また休日も含めた指導などの教員にかかる負担などが全国的に大きな課題となっています。
そこで大東市においては、地域で持続可能な環境を整備し、子どもたちの体験機会を確保するとともに、これまでの部活動では実現しなかった新たな試みを積極的に取り入れ、地域移行の強みを活かした部活動に取り組んでいます。
具体には、各校の活動場所が市内1カ所になった点を活かし、各種メディアや高校・大学との連携を強化し、一部活では実現が困難な「実践に特化した充実した活動メニュー」を組むことで、質の高い部活動の提供を行っています。
大東市の取り組み「部活動の地域移行」
大東市では、部活動の地域移行に早期に取り組むべく、運動部として剣道部、文化部としてメディア部を発足し、文化庁による「部活動の地域移行に向けた実証事業」にエントリーしています。この事業は大阪府内で、大東市と泉大津市、大阪市の3市のみです。特に、大阪府内約450の全公立中学校の内、メディア部として活動を行っているのは大東市だけです。
高校生と中学生のコラボ!魅せる動画作成
部活動の一例を紹介します。
大阪府立野崎高等学校(大東市)の高校生と中学生が一緒に「魅せる動画」を作成します。「魅せる動画」とは、中学生が本気で考えた台本・演出に従い、高校生がモデルとして「中学生には真似できない本気の演技を行う動画」というコンセプト企画です。
内容は学校教育として活用できるよう、「Daito English Trial(大東市版英語検定)」をテーマに作成します。
写真:メディア部の活動風景、野崎高校校長と教育長
撮影した動画は、高校生へのインタビュー等も含め、市内の各中学校の文化祭で活用するとともに、広く市民の方にメディア部の活動を紹介するために、大東市公式YouTubeチャンネルにも掲載する予定です。
メディア部の活動
月に2回程度、動画や番組の作成・発信を行っています。部員は市内8中学校から参加しています。指導者は、市内小学校でICT関連の指導員として勤務している人や、アニメーション関係の専門学校にて専門的に学ばれた人などが登録しています。
今後の活動予定
- 7月9日(日曜日) 14時30分~16時45分 ESPエンタテイメント大阪専門学校による出張特別講座
- 7月23日(日曜日) 10時30分~12時45分 四條畷学園高等学校とのコラボレーション動画作成
- 7月30日(日曜日) 14時30分~16時45分 ESPエンタテイメント大阪専門学校による出張特別講座
- 8月 5日(土曜日) 9時30分~11時45分 大阪産業大学によるInstagram活用出張講座
- 8月7日(月曜日) 13時00分~15時00分 ラジオ大阪社内見学(CM作成)
- 8月20日(日曜日) 9時30分~11時45分 四條畷警察からのオファーに応えよう(サポート詐欺防止動画作成)
写真:大阪産業大学との打ち合わせ
Daito English Trial(大東市版英語検定)とは
大東市立中学校の3年生を対象とした、英語検定の費用を補助し、英検取得率を倍増させる取り組みのことです。