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肝炎ウイルス検査
ウイルス性肝炎とは?
対象者
生年月日が昭和60年3月31日以前生まれで、肝炎ウイルス検査を一度も受けたことがなく、検査を希望する方
20歳以上39歳以下で、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は、大阪府の肝炎ウイルス検査の対象です。
詳細は大阪府のホームページ<外部リンク>または大阪府のチラシ「受けよう肝炎ウイルス検査」[PDFファイル/828KB]をご確認ください。
内容
血液検査(Hbs抗原検査・HCV抗体検査)
受診間隔
生涯に1回限り
検査の受け方
1:肝炎ウイルス検査無料クーポン券を準備する
昭和59年4月1日~昭和60年3月31日の方には、令和6年4月中に肝炎ウイルス検査無料クーポン券を送付しています。
40歳以上や無料クーポン券がお手元にない方は、地域保健課(072-874-9500)へお申し込みください。
2:検査を受ける方法を選ぶ
医療機関で受ける場合
個別けん診医療機関から選ぶ。
集団けん診で受ける場合
こちらのページで日程や予約方法等を確認する。
※大東市国民健康保険に加入しており、特定健診と同時受診者が対象)
3:予約する
4:検査を受ける
健康保険証など(氏名や生年月日がわかるもの)、肝炎ウイルス検査無料クーポン券を持って行く。
検診費用
無料
その他
(1)大阪府肝炎ウイルス陽性者に係る初回精密検査費用助成<外部リンク>
大阪府では、肝炎ウイルス検査の結果が陽性であった方を対象に、大阪府肝炎専門医療機関で初回精密検査を受けた際の検査費用の自己負担分を助成しています。
(2)大阪府肝炎定期検査費用助成<外部リンク>
大阪府では、肝炎ウイルスの感染を原因とする慢性肝炎・肝硬変・肝がん(治療後の経過観察含む)の方が、定期的に受ける検査費用の自己負担分を助成しています。
※令和3年4月1日以降の検査が対象です。
(3)大阪府肝炎治療医療費助成の申請受付<外部リンク>
大阪府では、B型・C型肝炎のインターフェロン治療、B型肝炎の核酸アナログ製剤治療及びC型肝炎のインターフェロンフリー治療にかかる医療費を助成しています。
ウイルス性肝炎ってどんな病気?
ウイルス性肝炎は、A、B、C、E型などの肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。A型、E型肝炎ウイルスは主に食べ物を介して感染し、B型、C型肝炎ウイルスは血液・体液を介して感染します。中でもB型、C型肝炎ウイルスは、感染すると慢性の肝臓病を引き起こす原因ともなります。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。一部の方では、倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚が黄色くなること)などの症状が出る(急性肝炎)ことがありますが、全く症状が出ないことも少なくありません。
B型肝炎
B型肝炎ウイルスによって引き起こされる病気です。輸血用血液などがB型肝炎ウイルスに汚染されているかどうかを調べる方法がなかった時期には、輸血で感染する例が多くありましたが、現在では性行為で感染するか、出産時の母子感染が主な感染ルートになっています。
日本人の110万から140万人がこのウイルスに感染していると考えられています。
性行為感染の場合は、急性肝炎を引き起こすことがありますが、大部分の人は1から3か月で自然に治ります。しかし、母子感染の場合は、肝炎ウイルスがそのまま体内に住みつくキャリア(持続感染者)になりやすく、大半の人が慢性肝炎になります。慢性肝炎の一部は、30から40年かけて肝硬変や肝臓がんに進行することもあります。
C型肝炎
C型肝炎ウイルスによって引き起こされる病気です。過去の感染経路としては、輸血や血液製剤、注射器の連続使用などが挙げられておりましたが、現在は日常生活で感染することはほとんどありません。
日本人の190万から230万人がこのウイルスに感染していると考えられていますが、自覚症状がほとんどないため、感染していることに気づかないケースも多く見られます。しかし、感染すると60-70%の人がキャリアになり、放置すると慢性肝炎から肝硬変を経て、肝臓がんに至る場合もあります。