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帯状疱疹ワクチン任意接種助成事業のおしらせ
帯状疱疹定期接種への移行について(12月28日更新)
令和7年4月1日より帯状疱疹定期接種が開始されます。それに伴い、帯状疱疹任意接種助成事業は定期接種へと移行されます。
定期接種について
定期接種の対象者は
- 令和7年度に次の年齢になる人:65・70・75・80・85・90・95・100歳以上
- 60歳以上65歳未満の人で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する身体障害者手帳1級の人
となっています。現在、個別通知や予診票、接種費用などについて検討しているところです。
4月以降の定期接種での接種費用は、任意接種助成事業での自己負担の金額とは異なる可能性があります。
任意接種助成事業について
帯状疱疹任意接種助成事業は、下記のような移行を予定しています。
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助成事業申し込みが出来る接種日 |
助成事業の申し込み受付期間 |
(1)生水痘ワクチン |
令和7年1月1日以降 令和7年3月31日迄 |
接種から6か月になるまで(6か月0日を過ぎると受付出来ません) |
(2)帯状疱疹組換えワクチン 1回目 |
令和7年1月1日以降 令和7年3月31日迄 |
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(3)帯状疱疹組換えワクチン 2回目 |
1回目接種が令和7年3月31日以前で、1回目の接種から2か月以上6か月0日迄の接種(医師が認めた場合は、1か月後から可能) ●令和7年4月1日以降の接種でも可能(令和7年3月31日までに1回目の接種をしていただく必要があります) |
※ (3)の帯状疱疹組換えワクチン2回目の接種が、令和7年4月1日以降となる場合、令和7年度の定期接種対象者となる人は、4月以降に発送予定の接種券を使用して、定期接種として2回目の接種となります。
令和7年1月1日以降に、全額自費で接種した帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部を助成します
令和7年1月1日以降に、全額自費で接種(任意接種)した帯状疱疹ワクチンの接種費用について、申請することで接種費用の一部の助成を受けることが出来ます。
※助成の方法に、郵送での申請方法を掲載しました(令和7年1月1日更新)。
※定期接種への移行が予定されています。随時、お知らせいたします(令和6年12月28日更新)。
制度の目的
任意で帯状疱疹ワクチン接種を受けた65歳以上の市民の方へ接種費用の一部を助成し、帯状疱疹の発症及び重症化の予防を図ることを目的としています。
制度の内容
65歳以上の大東市民を対象に、令和7年1月1日以降に任意で接種した水痘生ワクチン、帯状疱疹組換えワクチンのいずれかの接種費用の一部を助成します。医療機関は大東市内に限定していません。かかりつけ医と充分に予防接種について相談し、説明を受け、納得したうえで接種をしてください。
助成の方法は下記のとおりになります。
助成開始となる接種日
令和7年1月1日以降の接種が対象です。※令和6年12月31日までの接種は対象外ですので、ご注意ください。
申請期間 ※接種後の申請になります。事前の申請はできません。
接種日から6か月以内
例)接種日が1月10日の場合 7月10日までの申請が受付可能です
対象者
以下の1~3をすべて満たす人が対象です。
- 令和7年1月1日以降の接種時、大東市に住民登録があること
- 接種日に65歳以上の人
- 過去に帯状疱疹ワクチン任意接種助成事業の交付を受けたことがない人
助成対象のワクチンとその接種の方法
下記の方法で接種をした場合に申請をすることが出来ます。
乾燥弱毒生水痘ワクチン (以下「生ワクチン」という。) | 1回接種 |
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乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(以下「組換えワクチン」という。) | 1回目を接種し、1回目から2か月後(医師が認めた時、1か月後)に2回目を接種。 1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに必ず2回目の接種を行う。 |
助成額
いずれかのワクチンの申し込みになります。助成を受けられるのは、生涯で一度きりです。
生ワクチン | 1回 4,000円を上限 |
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組換えワクチン | 1回 10,000円を上限(2回まで) |
助成の申し込み方法
*組換えワクチンにおいては、1回分ずつの申し込みが可能です |
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申し込み時、必要なもの
- ワクチン接種日、使用ワクチンの種類及び接種医療機関を証明する書類。
- 令和7年1月1日以降に帯状疱疹を予防するワクチンを任意で接種した接種費用の支払いを証明する書類(領収書等)。生ワクチンは1回分、組換えワクチンは2回分もしくは1回分。
- 健康保険証に代わる資格証明書、マイナンバーカードや運転免許証などの写し
- 振込先口座番号、金融機関、口座番号の名義がわかるもの
郵送での申し込みの方法
地域保健課(072-874-9500)に直接電話で「交付申込書兼請求書」の送付を依頼することも可能です。
- 交付申込書兼請求書 [PDFファイル/87KB]をプリントアウトして、交付申込書兼請求書書き方見本 [PDFファイル/188KB]を見ながら、作成する。
- 出来上がった交付申込書兼請求書と下記の4点を封筒に入れて地域保健課に送付する。
- 接種を受けた人の本人確認が出来る書類(資格証明書や介護保険証、運転免許証など)の写し
- 接種した日と接種費用のわかる領収書の原本
- 接種を受けた人の氏名や接種ワクチン名、接種日、接種した医療機関などが証明できる書類の原本(領収書の明細書や接種証明書など)
- 振込口座の名義や番号が証明できる書類(通帳の見開きのページ)の写し
※代理の申請の場合、帯状疱疹委任状(要代理人確認書類) [PDFファイル/104KB]が必要です。
上記4点のほかに委任状と委任された代理人本人の確認書類の写しの2点が必要になります。
★様式(自宅で準備して、窓口にお持ちいただくことも可能です)
- 交付申込書兼請求書 [PDFファイル/87KB]
- 交付申込書兼請求書書き方見本 [PDFファイル/188KB]
- 帯状疱疹委任状(要代理人確認書類) [PDFファイル/104KB](代理人の本人確認書類の写しが必要です)
★★重要★★
この予防接種は、任意接種にあたります。そのため、万が一、被接種者に健康被害が生じたとき、予防接種法による健康被害救済制度の対象にはなりません。独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象になります。
●独立行政法人医薬品医療機器総合機構健康被害救済制度について<外部リンク>
帯状疱疹とは
幼い時などに水痘帯状疱疹ウイルスに感染したのち、水痘帯状疱疹ウイルスは知覚神経節、脳神経節に潜伏感染しています。帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することによって、神経支配領域に疼痛を伴う水疱が集まって出現する疾患です。 水痘帯状疱疹ウイルスの再活性が起こる原因には、水痘帯状疱疹ウイルスに対する細胞性免疫の低下が関与していると言われています。 85歳の人の約50%が帯状疱疹の罹患歴があると報告されています。また、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されています。
帯状疱疹の合併症の一つに帯状疱疹後神経痛があります。発症頻度は年齢や症例定義、報告によって異なっていますが、帯状疱疹神経痛は帯状疱疹患者の 10~50%で生じると言われています。加齢は帯状疱疹後神経痛の重要なリスク因子です。また、ラムゼイ・ハント症候群、眼合併症、髄膜炎・脳炎、血管炎・脳梗塞、横断性脊髄炎・運動神経炎、内臓播種性水痘帯状疱疹ウイルス感染症など様々な合併症があります。免疫不全の疾患を有する人であれば、帯状疱疹の発症および重症化のリスクが高まります。 さらに、水疱病変には 水痘帯状疱疹ウイルスが存在することから感染源となり、水痘接種を受けたことがない乳児や免疫不全の疾患を有する感受性者は水痘を発症する可能性もあります。
帯状疱疹患者への抗ウイルス薬の投与により、ウイルス排出期間の短縮、皮膚病変の治癒の促進、疼痛期間の短縮と重症度の低減、帯状疱疹後神経痛の発症頻度の減少などの効果が認められています。抗ウイルス薬は皮疹出現後 3日以内に投与がなされることが望ましく、遅くとも 5日以内に投与を開始することと言われています。 帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹発症後期の知覚神経の損傷により起こりますので、発症予防にはより早期に抗ウイルス薬投与を開始することが重要だと言われています。
参考・引用【帯状疱疹ファクトシート第2版:国立感染症研究所】