本文
不登校支援におけるICTの活用拡大
大東市教育委員会では、不登校児童生徒を多層的に支援する教育支援センター『ボイス』を開設し、さまざまな活動を通じて、学校復帰のみならず将来の社会的自立をめざしたプログラムを提供しています。不登校に関する支援の幅を広げるという観点においては、『ハード』と『ソフト』、そして『不登校についての考え方』という3点を同じベクトルで進めていくことが重要になります。
「高性能パソコン」および「桃太郎電鉄(教育版)」をボイスに導入
そこで、2学期のスタートにあたり、「高性能パソコン」および「桃太郎電鉄(教育版)」をボイスに導入し、ハード・ソフト両面でのICT環境の充実を図ります。
多くの子どもたちが関心を示すプログラミング学習やメタバースの活用を進めるため、高性能パソコンを大東ロータリークラブ様から寄贈いただきます。また、ゲームの要素を取り入れながら楽しく学ぶことができる「桃太郎電鉄 教育版Lite~日本っておもしろい!~」を導入し、日本各地に関する興味・関心を抱き、仲間同士のコミュニケーションを広げる機会として活用します。
大東市における『不登校についての考え方』
大東市では『学びへのアクセス100%プラン』を掲げ、不登校児童生徒の数を減らすことに固執するのではなく、子どもたちが「学びにアクセスできているか」という点に力点を置いた支援を行っています。
教育支援センター「ボイス」とは?
人間関係の不安や大人数が苦手など、さまざまな理由により登校しづらい状況にある子どもたちの学校以外の居場所です。学校と家庭の橋渡し的な役割を担い、学習・生活・遊び等の場と機会を提供しています。令和2年度より民間フリースクール等での経験のある人材を「デイリーダー」として配置することで、民間のノウハウを企画運営に反映させ、学校への復帰だけでなく、将来的な社会的自立をめざし支援を行っています。
- 場所:大東市立キッズプラザ2階(大東市幸町8-8)
- 開所日:毎週火曜日~金曜日(午前11時~午後3時)
教育支援センター「ボイス」のページ
また、ボイスでは、学習活動だけでなく、大人(スタッフ)や同年代の仲間と語り合ったり、農園作業で自然に触れあったり、さまざまな活動を通じて、学校復帰のみならず将来の社会的自立をめざしたプログラムを提供しています。