本文
「学校における業務改善リーフレット」のご紹介
大東市教育委員会では、「学校における業務改善リーフレット」を作成し、市内全小・中学校で業務改善を進めています。
学校における業務改善リーフレット [PDFファイル/735KB]
学校における業務改善リーフレット ~子どもたちと向き合う時間の確保のために~
はじめに ~大東市のこれまでの取組み~
児童・生徒の健やかな成長を支える質の高い学校教育を推進するためには、教員一人ひとりの心身の健康 保持の実現と、誇りとやりがいをもって職務に従事できる環境を整備することが重要です。現在、学校を取 り巻く環境は複雑化・多様化しており、学校に求められる役割も拡大する中、学校において教員は日々子ど もたちと向き合い、献身的な努力を重ねているところです。一方で、教員の長時間労働の実態が明らかにな っており、このことは児童・生徒の学びを支える教員の心身の健康に少なからず影響を及ぼすとともに、児 童・生徒と向き合う時間の確保等、日々の教育活動の質にも大きく関わる重大な問題となっています。 このため、大東市教育委員会では、平成29年度より、教員一人ひとりの心身の健康保持・増進と、教員が 担当する校務の改善を図り、児童・生徒と向き合う時間を確保していくことをめざして、学校における業務改善に取り組んできました。今、改めて「業務改善のための心得7ヶ条」に取り組んでみませんか・・・。
大東市のこれまでの取組み(一部抜粋)
- H29全校一斉退庁日の設定・部活動休養日の設定・授業等支援員の職務拡充(事務支援スタッフ)
- H30 学校閉庁日の設定・公簿の電子化(指導要録・出席簿)・出退勤システムの導入
- R2 留守番電話(録音機能なし)の設置
- R3 統合型校務支援システムの導入
- R5 学校における業務改善リーフレットの作成
データで見る教職員の勤務状況
◎時間外勤務時間が減少傾向。しかし、中学校では、依然として多忙な状況
中学校では、1人あたりの持ち授業時数以外の時間に廊下待機や巡回指導等の対応をしていることが多 く、授業以外の業務が勤務時間外に及んでいることが原因と考えられます。
※経年比較では、小学校、中学校ともに月80時間を超える教職員の割合は減少傾向だが、各校において業 務の偏りにより、依然一部の教職員が月80時間以上超えている状況。
市内における業務改善事例
市内各校において、学校における業務改善に向け、さまざまな取組みが進んでいます。その一部を紹介し ます。
具体的な改善方法
◎ 改善に取り組む業務の性質に応じて、以下の5つの方法を念頭に取組みを進めることが必要
業務の性質
- 子どもと向き合う業務 → よりやりがいあるものに!
- 事務的な業務 → ICT の活用で効率化を!
- その他の業務 → 校外との連携・協力を密に!
具体的な改善方法5つ
- やりがいある業務とするため内容の充実等の改善
- 積極的な効率化
- 校内での適切な役割分担と推進
- 教職員の資質・能力の向上
- 校外の関係者の理解・協力を得る努力
チェックリスト
1.学校全体(教職員全員)での取組み
- 管理職のリーダーシップのもと、「学校における働き方改革」についての研修や話し合いを もつなど、学校全体の意識を高めていますか。
- 自校で改善の余地がある業務を分析して、具体的な取組みを教職員全員で決めていますか。
2.教職員一人ひとりの取組み
- 業務改善に関する話し合いに積極的に参加したり、教職員全員で決めた取組みに積極的に取り組んでいますか。
- 業務改善の取組みを主体的に考えたり、実践したりしていますか。
「業務改善のための心得7ヶ条」
こ こだわるのもほどほどに、教材・教具は共有、使いまわしを!
ど どのくらいやるのか会議等には制限時間を!
も もしものための100点主義から70点~80点主義へ!
の 残り時間を意識して、業務の優先順位を適切に!
た 大量の資料が出る自席では、整理整頓を忘れずに!
め メリットがたくさんある放課後の雑談も、その時間はほどほどに!
に 日中に精一杯頑張った自分に対し、ご褒美を忘れずに!