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中高生環境計画策定プロジェクト ~10年後の環境を自ら考える~
大東市では、今年度「第3期大東市環境基本計画」の策定を行います。環境基本計画は10年後のあるべき環境に向けて、具体的な施策等を形づくるものです。
大東市では若い世代の意見を積極的に取り入れるため、「10年後の環境を自ら考えるプロジェクト」として、中高生を委員として環境計画の策定に参加してもらう取り組みを行っています。
中高生の意見を取り入れた環境計画を策定
より幅広い世代の意見を取り入れるため、10年後に活躍している若い人たちにも参画してもらおうと、市内の中学生・高校生を対象に「子ども環境基本計画策定委員」を公募した結果、14名の応募がありました。
中高生に「自分たちの望む環境の将来像」と「具体的にとるべき行動」を考えてもらうことで、将来にわたって持続可能な計画を策定することを狙いとしています。
活動内容
子ども環境基本計画策定委員の活動として、7月から10月にかけて、全5回×2時間程度のワークショップを実施します。
地球温暖化や生物多様性など、興味のあるテーマごとに参加者をグループ分けし、環境の専門家のもと話し合い、アイデアを出し、未来の大東市の住みよい環境をカタチづくっていきます。
このワークショップは、若い人たちの意見を環境基本計画に反映させるとともに、参加者が地域の環境を自分ごととして捉え、未来の担い手として育つことを目的としています。また、関連施設や関連企業等の見学といったフィールドワークも行い、興味のあるテーマについてさらなる知識の熟成を図るものです。
取り組みの特徴
- 中高生の意見を積極的に反映
意見を取り入れるため、可能な限りすべてのワークショップ(全5回)に参加してもらいます。各種計画策定にあたり、中高生を対象としたワークショップはほとんどが1回限りであり、同一メンバーで全5回にわたり実施することは府内でも珍しい取り組みとなります。 - 小冊子を作成して活用
中高生がワークショップで話し合った内容を、「子ども版環境基本計画」として小冊子を作成します。市内中学校、高校への配布や授業での活用を促すなど、同世代に手に取ってもらえるような冊子を予定しています。 - 環境意識の向上
ワークショップで出たアイデアを環境専門家とともにまとめ、環境審議会委員等に対し、発表する場を設けることで、中高生の環境意識の向上を図ります。