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2年目の部活動の地域移行スタート
- 休日部活動(地域移行)の水泳部所属選手が全国大会へ出場しました!
- メディア部が地元・大東市でタウン誌「DAITOTIME編集部」を訪問し、放送機材を使った食レポの動画作成や、インターネット番組への出演をしました。
令和6年度 報道発表(プレスリリース)
休日部活動地域移行 2年目の新たな取組み
「子育てするなら、大都市よりも大東市。」をブランドメッセージを掲げ、重点施策として「教育環境の充実」を掲げています。その一環として、部活動の地域移行の取り組みに関しても、単に部活動を地域で行うだけではなく、これまでの部活では実現できなかった新たな試みを取り入れ、地域移行ならではの強みを活かして、更に充実した部活動をめざしていきます。
多様な「子どもたちが輝ける場」を提供
大東市では、市立中学校での休日部活動について、昨年度より地域移行への取組みを推進しています。昨年度は、「メディア部」と「剣道部」を先行スタートさせ、さまざまな課題をクリアさせながら、子どもたちが笑顔になれる活動を工夫してきました。地域移行本格実施2年目の今年度は、新たに「水泳部」「バスケットボールスクール」「Cool JAPAN CLUB」の活動を開始しています。
これまでの学校部活動+α
これまでの部活動に地域移行の強みを加えたものが水泳部です。
登録者数は約40名。ウェルネススクエア東大阪(東大阪市加納)の温水プールをお借りし、毎週日曜夕方の時間を基本として、活動を始めました。これまで学校のプールで泳げる時期が夏に限られていたのが、春も秋も冬もオールシーズン泳ぐことができるようになります。
これまでになかった新たな活動
これまでになかった新たな活動として始まったのが、Cool JAPAN CLUBです。
日本の伝統文化に親しむ文化部です。将棋やけん玉など、小学生の頃に親しんだものの、中学校では部活動がないため活動が途切れてしまうという声に応え、月に2回程度の活動を継続的に行うことができるようになります。
試合出場をしない運動部(練習の場)
試合出場をしない運動部(練習の場)として始まったのが、バスケットボールスクールです。
大阪府立野崎高校の体育館をお借りして、大阪産業大学バスケ部の学生コーチの協力も仰ぎながら、「みんなで楽しく」を合言葉に「試合をしない部活動」を開始しました。練習時間は毎週日曜の午前中を基本とし、今後は高校生と一緒に練習マッチを行うなど、交流の輪を広げていく予定です。
部活動の地域移行とは
「自分がやりたいサッカー部が、通っている学校にない」「顧問を担う先生が、野球経験がないので技術指導ができない」「生徒数が減少していて、バレー部員が3人しかいない」「教員以外のバスケ指導ができる方に来てもらいたいが、人材がマッチしない」など、全国ではさまざまな部活動に関する課題がクローズアップされています。
少子化や教職員の働き方改革により、学校での部活動の継続が困難になってきている中、国は部活動の指導を地域に担ってもらう仕組みづくりを進めています。これを部活動の地域移行といいます。
部活動の課題
部活動については、少子化が続く中での部活動の継続や、経験のない教員による指導や休日も含めた指導などの教員にかかる負担が全国的に大きな課題となっています。
そこで大東市においては、地域で持続可能な環境を整備し、子どもたちの体験機会を確保するとともに、これまでの部活動では実現しなかった新たな試みを積極的に取り入れ、地域移行の強みを活かした部活動に取り組んでいます。
具体には、各校の活動場所が市内1カ所になった点を活かし、各種メディアや高校・大学との連携を強化し、一部活では実現が困難な「実践に特化した充実した活動メニュー」を組むことで、質の高い部活動の提供を行っています。
大東市での「部活動の地域移行」の取り組み
大東市では、部活動の地域移行に早期に取り組むべく、スポーツ庁・文化庁による「部活動の地域移行に向けた実証事業」にエントリーし、5つの種目の活動を応援しています。特に、府内約450の全公立中学校の内、「メディア部」「Cool JAPAN CLUB」として活動を行っているのは大東市のみです。
剣道部とメディア部はこちら:部活動の地域移行に取り組んでいます