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禁煙のお話

記事ID:0024660 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

タバコのことを知りましょう

目次

タバコの害について

喫煙男性の肺がん死亡率は非喫煙男性の約4.5倍と報告されています。その他の多くのがん・循環器疾患についても危険性が高くなると報告されています。妊婦の喫煙では胎児の発育に対する悪影響や早産や自然流産、死産の危険性が高くなります。

喫煙による健康被害は本人だけではありません。

タバコの煙には、約200種類もの有害物質が含まれており、妊婦さん自身や、お腹の中の赤ちゃんはもちろん、生まれてきた赤ちゃんにも悪影響を与えます。受動喫煙によって喫煙者と同じ病気にかかりやすくなったり、低出生体重児の出産・乳幼児突然死症候群の発生率と関連があると報告されています。

出典: 第2回たばこ対策関係者省庁連絡会議 資料7喫煙の健康影響について

「加熱式タバコだから大丈夫」と思ってませんか?

加熱式タバコは紙タバコに比べ、健康影響が少ないかどうかは科学的に明らかになっていません。
しかし、加熱式タバコの煙には、紙タバコと同様の種類の有害物質が含まれていることがわかっています。また、赤ちゃんがタバコの吸い殻(加熱式タバコではスティック等)を飲み込んでしまう誤飲事故も報告されています。「加熱式タバコだから大丈夫。」ではないのです!

出典:加熱式タバコの健康影響​|e-ヘルスネット(厚生労働省)、加熱式タバコ-厚生労働省

わたしたちは、こうして禁煙しました。(禁煙体験談)

市内在住・在勤で、実際に禁煙された方の体験談を集めました。今回は9人の方にお話を伺いましたが、禁煙するまで1日20本以上吸っていたヘビースモーカーの方もいました。どのように禁煙されたのか気になりますね。

禁煙するとこんな効果があります。

禁煙の生活が長いほど、非喫煙者と同じ健康レベルに近づきます。禁煙をするのに遅いということはありません。

禁煙24時間後

  • 心臓発作のリスクの低下
  • せきやたんなどの呼吸器症状の改善やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかるリスクの低下

禁煙1か月後

  • せきや喘鳴(ぜんめい)などの呼吸器症状が改善
  • 免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなる

禁煙1年後

  肺機能が改善

禁煙2~4年後

  虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少

禁煙5年後以降

  肺がんのリスクが低下する

禁煙10~15年後

  様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づく

出典: e-ヘルスネット禁煙の効果(厚生労働省)<外部リンク>

自分の喫煙状況を把握しましょう!

自分がどれくらいニコチンに依存しているかをチェックしてみましょう。このチェックを元に自分のレベルに合わせた禁煙方法を選びましょう。 

ニコチン依存度チェックはこちら<外部リンク>

レベル別お勧めの禁煙方法

お勧めの禁煙方法

出典:厚生労働省禁煙支援マニュアル(第二版)増補改訂版

日常生活での禁煙のコツは??

禁煙を始める前から禁煙へのイメージをしておくことが大切です。下の表に吸いたくなりやすい場面とその対処法を記載しています。参考にしながら禁煙をイメージしてみてください。

吸いたい気持ちの対処法例
タバコを吸いたくなる場面 代わりになる行動
朝起きてすぐ すぐに顔を洗う
食事の後 歯磨き
コーヒーと一緒に コーヒーを紅茶に変える
車の中 大声で歌う、深呼吸をする
仕事の休憩時間 職場の人に禁煙宣言をする
アルコールとともに 冷水を一緒に置いておき、吸いたくなったら飲む

禁煙を始めたら

禁煙してよかったこと探しをしましょう。禁煙開始後すぐから禁煙の効果が出現します。血圧や脈拍が正常に戻ったり、手足の血のめぐりが良くなったりします。継続していくことでもっと様々な効果もでてきます。

禁煙を始めた(している)自分をほめてあげましょう。周囲の人も一緒にほめてあげましょう。禁煙で浮いたお金でご褒美を考えることもモチベーションにつながるかもしれません。

禁煙外来治療費を助成しています ※条件あり

禁煙治療は健康保険が使えます。(妊娠中や授乳中は、禁煙補助剤による治療はできません。)

禁煙外来治療費助成事業については、こちらをご覧ください。

保健師があなたの禁煙を応援します!

禁煙外来の紹介も行っていますので、お気軽にご相談ください。

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