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みんなで考えよう 災害へのそなえ

記事ID:0046968 更新日:2023年6月27日更新 印刷ページ表示

いつ発生するか分からないのが災害です。
もしものとき、生命と財産を守るには、自ら守る「自助」と、お互いに助け合う「共助」が必要不可欠です。
災害が起こったときに自分や家族の命を守れるよう、日頃から防災・減災のことを考えて準備しておくことが大切です。

大東市に起こりうる地震被害

大東市に大きな被害をもたらすとされているのは次の3つの地震です。

  1. 南海トラフ巨大地震(海溝型)
  2. 生駒断層帯地震(直下型)
  3. 上町断層帯地震(直下型)

いずれも市内全域で震度6弱~ 6強の揺れが発生すると想定されています。
その中でも、大東市に最も被害が大きいとされるものが、市を南北に横断している生駒断層帯による直下型地震「生駒断層帯地震」で、震度7の揺れ※が発生すると想定されています。
南海トラフ巨大地震同様、ライフラインがほぼ使えなくなり、避難者数も約23,000人と同程度ですが、人的被害や建物被害は、南海トラフ巨大地震を大きく上回ると想定されています。
※平成23年の東日本大震災と同規模

生駒断層帯地震の被害想定
項目 被害想定
人的被害 死者 445人
負傷者 1,264人
ライフライン
  • 断水率 84.8%
  • 停電率 77.2%
建物被害 全壊 13,566棟
半壊 8,512棟
避難者数 23,494人

 

海溝型地震~大規模な津波の原因に~

海洋プレートが陸のプレートに沈み込み、境目でひずんだ陸のプレートを跳ね上げることで発生し、海水も同時に跳ね上げるため大規模な津波の原因になることがあります。

海溝型地震の地盤

直下型地震~都市部の被害が大きい~

​陸地上のプレート境界で発生します。地震の発生地点が地表の直下にあり、地震のエネルギーが地表に伝わるため、都市部などの人が多く住むエリアでは特に被害が大きくなります。

直下型地震の地盤

自ら守る自助、支える公助、みんなで助けあう共助

阪神淡路大震災や東日本大震災など、過去に起きた大きな災害の教訓から、行政が行う防災対策である「公助」だけでなく、自らの命は自分で守る「自助」や地域の安全は地域で守る「共助」を高めることが皆さんの生命を守る局面で最も重要と言われています。

  • 自治会に加入しておきましょう!
  • 地域で協力して、救出道具や医薬品、食料などを準備しましょう!
  • 地域で行う防災訓練などの行事に参加しましょう!

​​自助、公助。共助の関わり

東日本大震災での助け合い

大船渡市のAさん(60代女性)は、海岸で仕事中に津波を目視し、高台にあった自宅の2階に避難した。しかし、津波によって自宅が100メートル近く流され、倒壊した自宅に閉じ込められた。多くの住民が2時間以上救出活動に参加してくれて、なんとか救出されることができた。

内閣府『平成26年版防災白書』より抜粋

​一人ひとりが、「自分の命は自分で守る」、「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えを持ち、日頃から災害に備えておくことが防災の基本です。

防災マップを活用しよう!~刷新しました!~

防災マップを活用して、次のことを考えておきましょう。

  • 住んでいる場所の災害情報を知る
  • 避難行動フローで、自分がとるべき避難行動を知る
  • マイ・タイムラインを作成して、災害時の避難行動を決める
  • 日頃の備えを見直す
  • ペットとの同行避難を考えておく

総合防災マップ

​​洪水ハザードマップをリニューアル!

想定される最大規模降雨情報を用いて36ページ以降の洪水ハザードマップを刷新しました。最大クラスの洪水などから命を守るため、避難行動につなげましょう。

みんなの力で命を守るための防災アプリができました

5月末に市では避難所情報や避難経路検索などさまざまな災害情報をリアルタイムに確認できるアプリを開発しました。
災害の備えの一つとして必ずインストールしておきましょう。

まずはインストールしてみよう

どうやって使うの?

スマートフォンの位置情報をオンにして使ってね

災害時に避難所に行きたいときは?

  1. ​​避難所をタップ
  2. 開設済みを確認
  3. 近くの開設されている避難所を探し、経路案内をタップ
  4. 現在の場所から避難所までの経路が表示される(※土砂くずれなどの危険箇所を避けた安全なルートを示してくれます。)  

1避難所をタップ2開設済みチェック3経路案内4経路表示

災害の被災状況を知りたいときは?

  1. 防災マップをタップ
  2. 大東市防災システムと連動!被災状況は、リアルタイムで防災アプリに反映され確認できる

1防災マップをタップ2リアルタイムで状況確認

次は、避難訓練に参加して、防災力を高めよう!

いざというときに備えて防災訓練に参加しよう!

災害時に行動することができますか?

どのように考え行動すべきかを知り体験しているかしていないかは、災害発生時における判断や行動に大きく影響します。
また、防災訓練の実施には学校・地域・家庭の連携が必要になるなど、「自助」、「共助」、「公助」の連携が不可欠です。
地域(自主防災組織※)が行う防災訓練などに積極的に参加して、災害対応力を高めましょう。訓練の日程などはお住まいの地域の自主防災組織や自治会に確認してください。
※自主防災組織…「自分の地域は自分たちで守る」という自覚、連帯感に基づき、自主的に結成する組織。災害による被害を予防し、軽減するために活動しています。(令和5年6月現在 市内51地区)

防災訓練でいろいろなことを考えるきっかけに!​

災害時に慌てないよう、今から準備しておきませんか?「車いすの避難が大変…」「避難所運営って誰がしてくれるんだろう…」など、今まで気が付かなかったことについて考えるきっかけになります。次に防災訓練参加者の気付きの一例を紹介します。

避難所の運営はどうするの?

避難したみなさん自身で、物資の配布や清掃活動、配慮が必要な人への対応など、助け合って運営します。

自治会による訓練

夏場は避難所の気温が心配…

避難所になる市内8つの中学校体育館に順次エアコンを設置しています。

体育館へのエアコンの設置

車いすでの避難が不安…

地域の人との関わりが増え、災害時に支援してもらいやすくなったとの声も!

車いす利用者も訓練に参加

女性や子どもも訓練に参加しているの?​

地域の防災訓練など、老若男女問わず参加しています。今年度は子育て世代を対象とした宿泊型の防災訓練を予定しています。

家族で訓練に参加

自主防災組織の訓練

  • 備蓄物資の組み立て方や使い方を知っておく
  • 火災発生時に初期消火器具が使えるように練習する
  • 避難所ではどういった生活を送ることになるか想定する
  • ペットが避難の判断の妨げにならないように備える

地域の訓練で防災アプリを使ってみませんか

市がお手伝いするので、仮の災害情報をアプリに取り入れて実践に近い訓練ができます。アプリの使い方も同時に学べます。

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