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巨大な弘法大師像がお出迎え「生駒山龍眼寺(いこまやまりゅうがんじ)」

記事ID:0034868 更新日:2022年3月29日更新 印刷ページ表示

#寺 

仁王門

生駒山系の北側、大阪と奈良をつなぐ重要な道として栄えた竜間(たつま)の地にある『生駒山龍眼寺』。地名の「竜間」は大東市の民話「竜の伝説」として親しまれている。

『生駒山龍眼寺』は先代が「生駒の山に龍の住む山あり。」と霊示をうけ、龍に導かれて、生駒の山に登りこの竜間の地に寺を建立したという。

駐車場を出るとまずは立派な仁王門が。門をくぐり境内に入ると高さ17メートル、台座を入れると30メートルという巨大な弘法大師像が目に入る。気になって足元まで行ってみると山の頂上付近というロケーションもあり、その巨大さに圧倒された。

弘法大師像 巨大な像

本堂に入ると天井には寺の名前でもある竜を描いた巨大な天井絵が描かれている。ご本尊は二体の虚空菩薩像、脇堂には人気の弁財天尊など大仏師松本明慶師の彫られた諸尊がまつられている。そのほかにも正月の1~8日のみ開帳の荒神堂や六地蔵、七福神など多くの仏像があり見どころが多い。

竜の天井絵 弁財天尊

そして同寺のもう一つの特徴が境内のあちらこちらに立ち並ぶ昔話を題材にしたファンシーな像だ。桃太郎、猿蟹合戦、一休さんに一寸法師などいたるところに並んでおり楽しい気分にさせてくれる。

桃太郎像 猿蟹合戦の像

『生駒山龍眼寺』の佐野住職にお話を伺うと「当寺は大東市では唯一の高野山真言宗のお寺になります。大東市や周辺の東高野街道には、弘法大師さまゆかりの史跡が点在してます。歴史のある街道を歩いてみるのも良いかもしれません。」と話してくれた。お寺に点在する昔話を題材にした像については「当寺は幼くして亡くなった子供さんや水子さんの為にご供養をしており、その子たちが寂しくないようにと思って作りました。お参りに来てくれた親子さんの話のきっかけになって、優しい気持ちを持ってもらえればうれしいですね。」と笑う。

歌碑

最後に最近の大東市について聞いてみると「山も近いし住んでみると便利で良いところ。だんだんと新しい施設もできて、良い街づくりをしているなとみております。」とコメントしてくれた。

御本尊 佐野御住職様

大東市側から車で行くと阪奈道路を登り切ったところにあり車でのアクセスが便利。
見どころ満載の『生駒山龍眼寺』ぜひ足を運んでみては。

生駒山龍眼寺


住所:大東市龍間37-3
電話:072-869-0019
アクセス:
(車の場合)阪奈道路の信貴スカイラン入口付近、交差点右折(駐車場有)
(電車)近鉄の場合→生駒駅から田原台9丁目西行きのバスに乗車、終点から徒歩15分
(電車)JRの場合→学研都市線・住道駅下車、登山口行きのバスに乗車、終点から徒歩5分

取材:DAITO-SHIMBUN事務局